TOKYO Teshigoto

04 江戸木目込人形

胴体の原型に溝を彫り、そこに衣装となる布地を埋め込んで衣装を着ているように見せる人形。18世紀に京都で発祥し、江戸に伝わって発達したとされている。胴体は、桐の粉末と麩糊(ふのり)という小麦粉を原料とした接着剤を混ぜた桐塑(とうそ)で作られる。古来、人形に魂が宿ると信じられ、子供の厄除けとしての側面を持っていたことから、頑丈で型崩れしない素材と製法を追及している。