TOKYO Teshigoto

Rattan Diffuser

東京籐工芸

籐と和紙で張られた帆が風になびくと
丸みを帯びたの真鍮の台が揺れ
ディフューザーのリキッドをたたえる舟底に挿した
ラタン(籐)のリードから
やわらかな芳香が漂う。

海原にゆらゆらと浮かぶ舟のような
『Ratan Diffuser』の帆を形作るのは
直系2.5㎜の丸芯のラタン。
水に浸けて柔らかくし
レーザーで正確に切り出した型にはめ
数日かけて乾かしたところに
和紙を張る。

さまざまな案から選り抜いた
雲形と帆型の二種の帆は
色味や繊維のほどよさが
仕上がりに大きく影響するため
試作が重ねられた。

檜と蜜柑がブレンドされた
付属のデュフューザーのリキッドは
多くの方から好評を得たものだ。
2~3週間ほど芳香が続く。
リードディフューザー用のものであれば
別のリキッドを使うこともできる。

デュフューザーボトルに立てて使う
リードスティックと同じラタン材を
1.2㎜という極細の平芯で3本どりにし
水引の応用で編み上げたリードは
ワークショップの題材として作っていた
ピアスの意匠を応用したものだ。
亀の子結びと環っか結びの
二種を同梱する。

木内は2018年から
大学のゼミの学生と
共同で商品を開発している。

学生が企画したラタンのピアスは
東京都の伝統工芸展に出品したり
ネットで販売するなどの広がりをみせ
翌年以降も、新たな学生を迎えている。

「まさかこんな小物を作るとは
思いもよらなかった」

3代目の木内秀樹はそう語る。

1931年の創業以来
ゴルフ場や温泉のような施設での
工事を主軸としてきた木内籐材工業だが
バブルがはじけたのをきっかけに
工事の端材を使って作っていた
ラタンの椅子をはじめとする
一般向けの家具も手がけるようになり
伝統工芸展への出品へとつながった。

デザインのことは
よくわからないと言いつつも
ラタン製品としての機能面だけではなく
意匠などにも積極的に案を出し
ブラッシュアップを重ねていく。

小さなころから家業を手伝っていて
自然と職人になっていたという木内は
ラタンの原産地、インドネシアに渡って
原料を自分の目で確かめながら
買い付けまでこなすという。

「三代目として100年は続けていきたい」

力みなくそう語る木内の目は
伝統工芸のその先を見据えている。

Rattan Diffuser
素材:籐、和紙、真鍮、精油
サイズ:帆形 幅190mm×高さ220mm×奥行32mm
雲形 幅220mm×高さ190mm×奥行32mm
種類:帆形(リード2種・帆・台座・アロマオイル10ml)
雲形(リード2種・帆・台座・アロマオイル10ml)
希望小売価格:各¥24,200(税込)

※本サイトに掲載している情報は2021年1月現在のものです。

※手作り品のため、サイズ、色、形は実際のものと多少異なります。

※商品の仕様および希望小売価格は、予告なく変更することがあります。