DOMYO ベルトシリーズ・DOMYO カードケース

古くから宗教や文化など、
あらゆる分野で生活に彩りを添えてきた組紐を
伝統技術を守りながら
新たな商品として展開するために、
革と組み合わせた。
組紐と革の組み合わせは、
これまでにない複雑な縫製作業が必要だ。
また組紐と合わせる革の微妙な厚みや硬さによって、
使いやすさが変化する。
いかにきれいな仕上がりに縫製するかに
苦心しながらも試作を重ね、使い心地を追求した。
その結果、誕生したのが
『DOMYO ベルトシリーズ』と『DOMYO カードケース』だ。
江戸っ子の心に深く根ざしている
格好良さの概念である「粋でいなせ」を現代に取り入れ、
機能性とデザインでアレンジした。
ベルトスタンダードの組紐は
聖徳太子の肖像画にも描かれている「笹浪組」、
サッシュベルトとカードケース用の組紐は
正倉院に多数現存している「安田組（あんだぐみ）」。
職人は染色レシピを一切持たず、
色見本に合わせた多彩な色味を
熟練した技術で正確に表現している。
「ベーシックな組紐と革のコラボレーションで、
新しいファッションが見えてきた」
そう語るのは道明葵一郎。
今後は季節に合わせた多色展開も予定しているという。
現代の東京でEDOの粋を装う、
組紐の新しい可能性を感じさせる
ファッションアイテムだ。