指物師がつくった、
木目の美しい名刺入れ。
手のひらサイズでありながら、
ここには凄い技が詰まっている。
「ほぞ組み」と呼ばれる金釘を使わない
指物の代表的な技で組まれたボディは、
第一に堅牢。
気候変動による木の微細な動きを
緩やかに受け止める機能もあり、
長い使用に耐える。
17ミリ厚の薄さには引き出しが
仕組まれているが、
これも一見するとどこに
引き出しがあるかわからない一体感。
あまりの一体感なので、
あえて表になる面に種類の違う木を「象嵌」して
表裏が分かるデザインにしてある。
表面を確認し長辺に指をかけて
わずかに力を加えると、引き出しが現れる。
引き出しの底面には穴が穿ってあり、
下から指で押し出すと名刺がスマートに
取り出せる仕掛けになっている。
そして引き出しを収める際の
吸い込まれるような感覚は格別。
人の目では分からないが、
引き出しの手前と奥を
数百ミクロン単位で長さを変えることで、
この独特のトラクションが生まれている。
ぴたりと収まると、
簡単には開かないのも指物ならでは。
からくり箱のような名刺入れは、
挨拶の場でも話題をさらうに違いない。
- 名刺入れ〜Yuitsu〜
- サイズ:W100mm×H17mm×D69mm
素材:ブラックウォルナット(メープル象嵌)、メープル(ブラックウォルナット象嵌)、ナラ(カリン象嵌)
希望小売価格:¥24,200(税込)
※本サイトに掲載している情報は2024年5月現在のものです。
※手作り品のため、サイズ、色、形は実際のものと多少異なります。
※商品の仕様および希望小売価格は、予告なく変更することがあります。