TOKYO Teshigoto

39 江戸硝子

江戸時代からの伝統を受け継ぎ、手造りで製造されたガラス製品。主な技法は、溶けたガラスを吹き竿という管の先に巻き付け、息を吹き込んで膨らましながら道具で形を整えて成形する「宙吹き(ちゅうぶき)」、木型・金型などに吹き込んで成形する「型吹き」、雌雄の両型の間に溶けたガラスを流し込み、型同士を押し付けて成型する「押し型」がある。食器・酒器・花器などの最終製品に加え、江戸切子の母材としても使われてきた。