TOKYO Teshigoto

おろし切子

22 江戸切子

装飾は、機能に昇華した。
「おろし切子」は、伝統的な意匠として
江戸切子の装飾にも多用される
魚子(ななこ)を、おろし金の機能に
昇華させた山葵おろし器だ。
魚子は、魚卵がつながった様に
見立てた紋様で、
江戸切子では、
縦のカットと横のカットを
精緻に交差させることにより表現する。
光を集め硝子を美しく輝かせるカットだが、
熟練の職人技を要する。
開発にあたっては、
この魚子紋様に機能を持たせるため、
カットのピッチ、深さが最適なものと
なるよう何度も検証を重ねた。
また使い勝手を追求したため、
おろし面は通常の切子とは
違う形状を採用しており、
カットにはもう一つ上の技術を必要とした。
硝子の透明感、江戸切子に独特の瑠璃色が
彩る「おろし切子」は山葵の瑞々しさを
引き立て、涼感を演出する。
食卓に供する際には山葵を入れる器とし、
おろす際は器の上下を返す。
芳香が立ち、真緑の山葵は
おろし面の中央に溜まる。
おろした時の美しさも、
計算しつくされている。
清涼感漂う、瑠璃色とクリアの
2 種類を用意している。

瑠璃
サイズ:W65mm×H38mm×D72mm 
素材:クリスタルガラス
希望小売価格:¥38,500(税込)
透明
サイズ:W70mm×H38mm×D73mm
素材:クリスタルガラス
希望小売価格:¥38,500(税込)
※手造り硝子のため、
サイズにばらつきがあります。

※本サイトに掲載している情報は2024年5月現在のものです。

※手作り品のため、サイズ、色、形は実際のものと多少異なります。

※商品の仕様および希望小売価格は、予告なく変更することがあります。