装飾は、機能に昇華した。
「おろし切子」は、伝統的な意匠として
江戸切子の装飾にも多用される
魚子(ななこ)を、おろし金の機能に
昇華させた山葵おろし器だ。
魚子は、魚卵がつながった様に
見立てた紋様で、
江戸切子では、
縦のカットと横のカットを
精緻に交差させることにより表現する。
光を集め硝子を美しく輝かせるカットだが、
熟練の職人技を要する。
開発にあたっては、
この魚子紋様に機能を持たせるため、
カットのピッチ、深さが最適なものと
なるよう何度も検証を重ねた。
また使い勝手を追求したため、
おろし面は通常の切子とは
違う形状を採用しており、
カットにはもう一つ上の技術を必要とした。
硝子の透明感、江戸切子に独特の瑠璃色が
彩る「おろし切子」は山葵の瑞々しさを
引き立て、涼感を演出する。
食卓に供する際には山葵を入れる器とし、
おろす際は器の上下を返す。
芳香が立ち、真緑の山葵は
おろし面の中央に溜まる。
おろした時の美しさも、
計算しつくされている。
清涼感漂う、瑠璃色とクリアの
2 種類を用意している。
- 瑠璃
- サイズ:W65mm×H38mm×D72mm
素材:クリスタルガラス
希望小売価格:¥38,500(税込)
- 透明
- サイズ:W70mm×H38mm×D73mm
素材:クリスタルガラス
希望小売価格:¥38,500(税込)
※手造り硝子のため、
サイズにばらつきがあります。
※本サイトに掲載している情報は2024年5月現在のものです。
※手作り品のため、サイズ、色、形は実際のものと多少異なります。
※商品の仕様および希望小売価格は、予告なく変更することがあります。