TOKYO Teshigoto

マカロンコンパクト

椅子張

掌中におさまる小さな「マカロンコンパクト」が
椅子張り職人の手になるものだと聞いたら、驚くだろうか。

優美な猫足に代表される曲線美を備え
布張りの座面や陶器
金の金物を組み合わせるロココ様式は

1720年から1760年にかけて
ルイ王朝のサロンを席巻した。

そんな伝統ある技法を、創業者である父から学び
椅子張りを専門としているのが、上柳だ。

2010年に2代目として工房を引き継いだ後
椅子張りや張替の仕事のかたわら
力を入れてきたのが、新たな商品の開発だ。

「誰からもきれいに見えるような
オリジナルの商品をつくりたい」

その思いから、自らデザインを手がけ
木部を国内の職人に依頼し
丸く愛らしいフォルムの『たまごすつーる』や
“マカロン”シリーズを生み出してきた。

最初はスツールだった“マカロン”は
「長い脚がない方がよい」との意見を受け
丸い脚の『キノコ足マカロン』や
三分割できる『マカロンzabutonスツール』
小物収納の『マカロンボックス』に生まれ変わり

さらに小さなものをという要望から
試行錯誤の末に『マカロンコンパクト』が誕生した。

フランス産の重厚な生地に包まれたマカロンが
硬い国産のタモ材をくりぬいた
硬い国産のタモ材をくりぬいた木枠を挟む。

ぐるりとめぐらせた鋲(びょう)の一部を
”飾り鋲”としたのは
小さなコンパクトの木部に
ダメージを与えないための配慮だ。

鏡入りのコンパクトタイプと
指輪ケースタイプの2種類から選べる。

丸みのあるもの、小さなものに
しわひとつなく生地を張るのは難しい。

背もたれ、ひじ掛けがある椅子は
横や後ろに余分を逃がせるが
丸いものは均等にギャザーをとらないとしわが寄る。

そして小さければ小さいほどに力のかけ具合が難しく
わずかな狂いも許されない、緻密な作業が要求される。

裏を留めるのには
タッカー(業務用のホチキス針)を使うのが一般的だが
糸一本、釘一つ見えないように仕上げるのが
職人の気概というもの。

金具をすべて内に納めたために
開き口がわからず、戸惑う人もいるほどだという。

全方位、どこから見ても美しい
手のひらサイズの『マカロンコンパクト』には
ロココの時代に花ひらいた椅子張り技術の粋が
ぎっしりと詰め込まれている。

マカロンコンパクト
素材:木(国産タモ)、布(フランス直輸入:アクリル44%、
ポリエステル25%、レーヨン23%、麻8%)、クッション(ウレタン、綿)
布地以外は日本製
サイズ:直径約100mm、高さ約70mm
    (内寸 直径約52mm、深さ約20mm)
種類:色柄別3種類(他カラーバリエーションあり)
希望小売価格:各色柄¥19,800(税込)

※本サイトに掲載している情報は2021年1月現在のものです。

※手作り品のため、サイズ、色、形は実際のものと多少異なります。

※商品の仕様および希望小売価格は、予告なく変更することがあります。