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行灯/NIRAMI、江戸の男衆(ニラミ、エドノオトコシュウ)

36 江戸木版画

浮世絵といえば、多くの人は
美術館に飾られる芸術品というイメージを持つだろう。
しかし北斎や広重が活躍した江戸末期には、
庶民の文化だった。
その浮世絵を現代でも身近に楽しめるよう、
今までにない切り口でアレンジし、
立体のプロダクトとして完成したのが
『行灯/ NIRAMI、江戸の男衆』だ。
江戸の庶民が気軽に楽しめる印刷物として
浮世絵木版画が大流行し、
江戸木版画の技術と文化が確立した。
輪郭線に色版を重ねることで完成する
日本独自の多色摺り技術である。
今回、高橋 由貴子がスポットを当てたのは
完成した絵ではなく、
このプロセスに潜んでいるデザイン。
一部の絵柄の要素だけを抜き出して、
行灯の4面に象徴的に施した。
また現代のライフスタイルにマッチするよう
彩色を抑えた展開にしている。
「江戸の木版画を新しい視点で楽しめます」
その言葉どおり、
パーツを独立させた表現方法はインパクトがあり、
完成する絵に対して興味と創造力を刺激する。
従来、「絵」としてしか捉えられていなかった浮世絵だが、
版を重ねるプロセスをピックアップすることで
グラフィックとしての面白さを表現したのだ。
江戸木版画の新しいチャレンジともいえる製品である。

行灯/NIRAMI、江戸の男衆(ニラミ、エドノオトコシュウ)
種類:全2種
素材:スチール、紙
サイズ:高さ200mm×幅84mm×奥行84mm 約500g
希望小売価格:¥52,800(税込)
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日本百貨店

※本サイトに掲載している情報は2023年6月現在のものです。

※手作り品のため、サイズ、色、形は実際のものと多少異なります。

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