TOKYO Teshigoto

株式会社 真多呂人形

04 江戸木目込人形

正統は褪せない。

約280年前の元文年間(1736〜1741年)、京都上賀茂神社に仕えていた高橋忠重が作った人形が、木目込人形の始まりとされる。明治以降木目込人形は、さまざまな変化を経て発展するが、京都から木目込みの技術を持ち帰り、改良を加えながら現代の木目込人形の礎を築いたのが、東京の人形師・吉野栄吉。真多呂人形の初代・金林真多呂は、栄吉の息子・喜代治に師事し、独自の“真多呂人形”を完成させた。現在、京都上賀茂神社が、木目込人形の正統伝承者と認めるのは真多呂人形だけ。真多呂で技術を学び独立した木目込人形師の数も、少なくない。正統の系譜を持つ真多呂には、正統を守り後世に伝える使命がある。しかし、守るだけでは発展がないことも知っている。変えてはいけないものと、変えるべきもの。現社長で三代目・金林真多呂を父に持つ金林真一朗氏は、正統がいかにして発展していくべきかを熟考し行動する。平成生まれの真一朗氏が、次の時代にも褪せない正統を作り出そうとしている。

株式会社真多呂人形
〒110-8505 東京都台東区上野5-15-13
TEL 03-3833-9661
金林 真一朗
s.k@mataro.co.jp
https://www.mataro.co.jp/

工房見学
なし
工房体験
なし

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