TOKYO Teshigoto

株式会社富士製額

14 東京額縁

経年するにつれ、美しくなる額縁を製作

日本で額縁が本格的につくられるようになったのは、明治時代、洋画(油絵)の技術が流入されてからです。当時の額縁は、画家の指示により指物師が木枠をつくり、仏師が彫刻し、塗師が漆塗り仕上げをしていました。東京額縁はそれらの技術を集約し、仕上げまでを一貫して行うことで、様々なオーダーに応える特別な額縁を作り上げています。

富士製額は、1947年(昭和22年)文京区根津にて創業、現在は荒川区町屋にある額縁製作会社。東京都指定の伝統工芸品として「東京額縁」を製作する、希少な額縁工房です。100年以上昔からの伝統技術を今も引き継ぎながら、経年するにつれどんどん美しくなる額縁を製作しています。

創業者が主に漆の技術を活かした、海外向けの写真用の額縁を製作したのが始まりです。時代の要望に応じた油彩の額縁、水彩縁や日本画の額縁へと製作の範囲を広げて、職人の町、東京の地の利を活かし様々な要望に応えています。現在では、長い経験や確かな技術、知識を活かし時代の潮流に合う額縁の製作を行っています。

株式会社富士製額
〒116-0001 東京都荒川区町屋6-31-15
TEL 03-3892-8682
栗原 大地

工房見学
なし
工房体験
なし

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