JAPANビアカップ

きめ細かな泡が立つ、
漆塗りのビアカップ。
手に取るとほどよい重量感があり、
木地に漆を塗った漆器ではないことが分かる。
これは、陶器。
漆は接着剤にもなるほどだから
陶器にも塗れるのではないか。
そんな遊び心から、生まれたのだそうだ。
こだわっているのは、
一つとして同じ模様をつくらないこと。
根来塗風や津軽塗風、独創的な文様が描かれたものも、
すべて世界に一つ。
その中から、お気に入りを見定める楽しみがある。
焼き締めの陶器に漆を塗っているが、
内側は薄く漆を塗っているので、
焼き締めの陶器特有の凹凸が活かされている。
外側は、塗っては研ぎ、塗っては研ぎを繰り返し
何層も漆を塗り重ねた。
年月とともに経年変化も楽しめる。
冷蔵庫で冷やしておけば、
キーンと冷えたビールの素晴らしいのどごしを味わえる。