千鳥ブラシ チドリブラシ
工芸品目: 38東京手植ブラシ
伝統工芸品事業者の想い、こだわり…
「『テーブルの上に置いて、ご飯を食べるときに揺らして遊ぶわ』と80歳近い女性が買ってくれたのよ」
軽やかに弾む声で、嬉しそうに話すのは
代表である、母の千榮子さん。
娘で三代目の三千代さんは、語る。
「初代である祖父は刷毛、二代目の父は工業用のブラシが主。
そして三代目のわたしたちは、暮らしの中で必要とされる
道具としてのブラシに、今の時代に必要なものを加えていった。」
暮らしのなかに、もっとブラシがあってもいい。
機能と耐久性に優れているばかりではなく
生活のうるおいであり、彩りでもあるもの
それが伝統工芸品。
慌ただしい世の中で
「ブラシがゆとりを持つきっかけになれば」と考える。
そんな思いがこもった『千鳥ブラシ』は
オブジェとして飾るのにもふさわしい、一品だ。
ラインナップは"赤、白、黒"の3色と
"箔押し、またはシルクスクリーン"の
2パターンのかけあわせ。
木は、ナラ材。
鮮やかな赤に箔押しをした伝統的なものから
白地に黒のシルクスクリーンで表情をつけたカジュアルなものまで
好みで選べる構成だ。
ブラシは、飛び立つ鳥の尾羽を意識して
毛を植える穴に角度をつけ
広がりある形に仕上げている。
使うのは、馬のしっぽの長い毛で
"本毛(ほんけ)"と呼ばれるところ。
白馬毛はしなやかで、黒馬毛はコシが強い。
揃えて置いてある毛を
手の感覚だけでつかみ
テンポよく穴に埋め込んでいく。
0.25ミリの
ボールペンの線よりも細い一本のワイヤーが
毛をしっかりと固定する。
"手植え"というこの技法は
毛が抜けにくく、丈夫なブラシの要だ。
胴の真ん中に"uno"の意匠を入れたことで
雰囲気がぎゅっと引き締まった。
机の上を掃く、玄関でほこりや花粉を払うなど
普段よく目にする場所で使うことで
ブラシに馴染むきっかけになってくれればと
三千代さん。
「暮らしの中で使って、その良さを身近に感じてほしい」
そう語る職人の目は、好きなものを作る喜びに輝いていた。
工芸品の詳細
| 開発商品名 | 千鳥ブラシ |
|---|---|
| 伝統工芸品事業者 | 株式会社 宇野刷毛ブラシ製作所 |
| 伝統工芸品目 | 38東京手植ブラシ |
| 種類 |
(全6種類) 赤ボディ(シルク印刷)×黒馬毛|赤ボディ(箔押し)×白馬毛 白ボディ(シルク印刷)×黒馬毛|白ボディ(箔押し)×白馬毛 黒ボディ(シルク印刷)×黒馬毛|黒ボディ(箔押し)×白馬毛 |
| 材質 | 天然毛(馬毛)、天然木(ナラ、ウレタン塗装) |
| サイズ | 幅140mm×奥行20mm×高さ100mm |
| 希望小売価格(税込) | 各¥13,200(税込) |
伝統工芸品事業者の情報
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38東京手植ブラシ