伝統技法、手を合わせる思いを大切にする
17〜18世紀、寺院の発展によって仏教が庶民に浸透するに伴い、自宅内に置く仏壇が生まれました。東京仏壇は、伝統的な意匠を施す彫刻、繰り返し漆を塗って木目の美しさを際立たせる塗装、釘を使わずに木を寸法通りに組み立てる指物など、東京の伝統工芸品が誇る様々な技が駆使され、東京の伝統工芸品の総合芸術と称されています。
東京仏壇は、江戸中期から歴史が始まり、黒檀・紫檀・桑・屋久杉などの唐木や銘木で作る、木材の美しさを活かした簡素で丈夫な造りが特長の仏壇です。
東京仏壇を製作する岩田仏壇製作所の創業は1927(昭和2)年。三代目となる岩田隆は、父・晴芳、伯父・芳樹とともに東京都認定伝統工芸士。江戸時代から伝わる伝統技法を受け継ぎ、大型の仏壇から現代的な小型の仏壇まで丁寧に作っています。
岩田仏壇製作所の仏壇は、たとえコンパクトなものでも須弥壇、格天など寺院の要素のひとつは必ず残し、想いが宿り長く使い続ける大切なものとして、まごころを込めて製作を続けています。
有限会社岩田仏壇製作所
岩田 隆、岩田 晴芳、岩田 芳樹
本社〒115-0042 東京都北区志茂2-4-9
TEL 03-3901-1693
工房〒333-0842 埼玉県川口市前川2-32-3
TEL&FAX 048-269-3500
iwatabutudan@yahoo.co.jp
https://iwatabutsudan.localinfo.jp/
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