TOKYO Teshigoto

TOKYO RAXAラシャ

29 東京打刃物

日本刀の切れ味を持つ鋏
と称される
TOKYO RAXA(ラシャ)

刀匠の初代から続く
「正次郎鋏刃物工芸」
六代目・石塚祥二朗による鋏。

東京打刃物といえば裁ち鋏。
プロから長年愛用される
ラシャ切り鋏を作る職人が、
その名人技を存分に発揮した。

試作を重ね、
日常使いしやすい大きさ、
布も切れるように刃は長めに。
柄の部分は
左右どちらの利き手でも使える、
という特徴を生かす
手になじむ形を造り出す。

型を使わず一枚の熱した鋼から
さまざまな形を叩き出す
総火造りと呼ばれる技法により
作られる。

柄の上部、左右の合わせ目が
ぴったりと合うように
右の柄、左の柄を曲げる。
曲げる動作を何度も繰り返すと
曲げた部分の強度が落ちるため、
一発で形を決める。
まさに熟練の技。

色は、銀色と、
黒皮が残された黒の2種類。
黒皮とは、手打ちで叩いたまま
削っていない部分を指し、
黒皮を残すことで脂による錆を防ぎ、
湿気をはじく効果がある。

柄から刃先に向かうライン、
支点に刻まれたはさみ紋、
柄の丸みがある四角のラインが
美しい。

眺めるだけでなく、
手に取って切れ味を体感してほしい。

支点のねじの締め具合や、
刃を研ぐことによって
切れ味の良さを保つことができる。

きちんと手入れをすれば、
世代を超えて長く使える鋏である。

TOKYO RAXA
素材:鋼、鉄
サイズ:幅200mm×奥行72mm×高さ15mm
種類:銀、黒
希望小売価格:各¥27,500(税込)

※本サイトに掲載している情報は2024年5月現在のものです。

※手作り品のため、サイズ、色、形は実際のものと多少異なります。

※商品の仕様および希望小売価格は、予告なく変更することがあります。