勅使川原氏のつくる「銅おろし金」には、
美味しいおろしのための技がぎっしり詰まっている。
「銅おろし金」は、
2ミリの厚さのある硬い銅板に、
昔ながらの方法で錫を引いた後、
ガツッと力強く鏨 たがね を鎚で打ち込み、
一つひとつ目立てをする。
この目立てをした刃が、
食材を細かく切りとって行く。
すり潰すのとは違い、
食材の組織を必要以上に壊さないので、
大根おろしが水っぽくならないし、
シャキッとした歯ごたえも残る。
よく見ると、 刃は上下に立ててあり、
材料を押しても引いてもおろせるようになっている。
また、刃はおろす方向に対して 少し斜めに入っていて、
さらに一列目の目と二列目の目が重ならないように入っている。
こうした工夫により、
大根でも人参でも力むことなく軽い力で手早くおろせて、
美味しいおろしを作ることができる。
表裏に目が立ててあり、
表は大根や人参、りんごなど、
裏は山葵や生姜、とろろ芋など用となっている。
- サイズ:W115mm×H210mm
素材:銅、錫、木
希望小売価格:¥17,050(税込)
※本サイトに掲載している情報は2024年5月現在のものです。
※手作り品のため、サイズ、色、形は実際のものと多少異なります。
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