TOKYO Teshigoto

株式会社 宇野刷毛ブラシ製作所

38 東京手植ブラシ

毛質を見極め、伝統的な技を守り革新的な商品を

近代化に伴って欧米から伝わったブラシは、洋服ブラシ、靴ブラシ、ボディブラシなど、幅広い製品展開を遂げてきました。その多くが機械で作られるようになった今も、手植えを貫いているのが東京手植ブラシです。手植えブラシは引き線と呼ばれるステンレス線により連続して植毛されているため、一穴ごとに植毛されている機械植えに比べとても丈夫です。東京のブラシ製造業者は伝統的な手植え植毛を続け、現在も良質なブラシを作り続けています。

宇野刷毛ブラシ製作所は1917年(大正6年)より、刷毛づくりで培われた技術をもとに、刷毛・ブラシの製造販売を行い、三代目の宇野千榮子、三千代母子が力を合わせて伝統の技を守っています。

「刷毛」は漆刷毛のように、何かを塗るための道具として古くから作られてきました。これに対して「ブラシ」の歴史は比較的新しく、1874(明治7)年頃にフランス製ブラシをお手本に製造が始まりました。この製造に携わったのが古くからの刷毛職人。宇野刷毛ブラシ製作所でも、先代の頃は主に刷毛づくりに携わり、徐々に時代の要請に応じてブラシづくりに着手するようになってきました。
東京手植えブラシは海外でも好評で、従来の刷毛・ブラシはもとより、時代のニーズに合わせたデザイン性や遊び心を取り入れたブラシなど、革新的な商品を生み出し続けています。

株式会社 宇野刷毛ブラシ製作所
〒131-0033 東京都墨田区向島3-1-5
TEL 03-3622-9078
FAX 03-3622-7049
代表取締役 宇野 千榮子
unobrush@extra.ocn.ne.jp
https://unobrush.jp/

工房見学
あり
工房体験
なし

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