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株式会社大越忠製作所

24 江戸甲冑

江戸甲冑を飾る節句文化を守り抜く

端午の節句に男児の健やかな成長を願って飾られる五月人形の甲冑。江戸甲冑の制作は、本物の甲冑と同様、五千にも及ぶ工程がある。創業1964(昭和39)年の大越忠製作所は、その工程ひとつひとつを職人が丹精を込めて行う。当代の大越保広さんは、創業者の大越忠さんを祖母に持つ三代目だ。

保広さんは、会社勤めをしていたが、「自分にしかできない手に職を持つ仕事がしたい」と一念発起。祖母の「できれば継いでほしい」という願いでもあった江戸甲冑づくりに取り組む。

 

大越忠製作所のこだわりは時代考証の入念さ。細部にわたる検証、膨大な資料を調べ、甲冑づくりに反映させる。近年では培ってきた技術を基礎にして、ゲームなどフィクションから影響を受けたオリジナルの甲冑や、サムライボトル兜、甲冑腕時計などを展開する。

「子供の成長を願って甲冑を飾る端午の節句文化を自分たちの代で無くすわけにはいかない。そのためのチャレンジはどんどんしていくつもり」創業者から託された伝統を次世代へつないでいく。

株式会社大越忠製作所
大越 保広
〒343-0805 埼玉県越谷市神明町1-39-2
TEL 048-962-1166
oh1111@mri.biglobe.ne.jp

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