日本の心を伝統の技術に託す、忠保の甲冑
8〜12世紀、武将が騎馬に乗って戦うようになると、全身を弓矢から守るための防具として、大鎧と呼ばれる甲冑が登場しました。江戸甲冑がモチーフとするのは、きらびやかな京都の甲冑に対し、入念な時代考証のもとに大鎧を再現した重厚な意匠と質実剛健を特徴としています。
大越忠製作所は、創業から五十余年、初代からの伝統を受け継ぎ、私たち忠保は永年にわたり甲冑づくりひとすじに歩んでまいりました。忠保の再現する甲冑は武具に止まることなく、日本人としての心を華麗に表現するとともに、金工、漆工、染織皮革などの技術を結集した、総合工芸品とも呼べるものです。この伝統工芸を現代に再現するため、永年の研鑽によって磨かれた技術で、一品一品、心を込めて手づくりで製作に当たっております。
忠保の甲冑が、常に安定した高い評価をいただいているのは、経験に裏打ちされた技の確かさ、甲冑づくりに取り組む真摯な情熱など、その智と技と心のすべてを傾注しているからに他なりません。とりわけ、時代考証の入念さは常に他の追随を許さず、膨大な資料を調べ、細部にわたって検証・検討し、でき得る限りの情報を甲冑づくりに反映させております。
株式会社大越忠製作所
大越 保広
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