銀のすべてを知る、総合メーカー。
創業は、1927(昭和2)年。森銀器製作所は、銀の老舗総合メーカーである。そのキャッチフレーズは、「銀の爪楊枝から、金のお風呂まで」。これは比喩ではなく実際に手がけた商品や仕事で、金のお風呂は東京オリンピックの1964(昭和39)年に純金200キロを使い2年がかりで製作したそうだ。金額の大小だけでなく、手がける仕事のフィールドも幅広い。宮内庁御用達品から、根付けやアクセサリーなどの装飾品、ぐい呑みやカトラリーなどの和洋食器、仏具、競技メダルとあらゆる銀製品を製作している。製作だけでなく銀の溶解、圧延の設備も備える都心唯一の工場として、同業者との取引も行う。当代の森將さんは、五代目に当たる。初代は父である森善之助氏。古くから銀器製造が盛んだった下谷に生まれ、銀座の名工・田島勝之助氏に師事した後、鍛金師として独立したのが森銀器製作所の始まりだ。金のお風呂を製作していた頃、当代は中学生だったそうだが、あの頃の工場の活気は忘れがたいと言う。銀製品をもう一度、多くの人に届けて、その美しさや機能に触れて欲しいとの思いから、様々な銀製品の開発にも挑む。他の伝統工芸品とコラボした商品で、銀製品、伝統工芸品に勢いを取り戻すべく奮闘している。
株式会社 森銀器製作所
〒110-0015 東京都台東区東上野2-5-12
TEL 03-3833-8821
FAX 03-3832-3762
代表取締役社長 森 將
info@moriginki.co.jp
http://www.moriginki.co.jp/
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