TOKYO Teshigoto

株式会社 森銀器製作所

05 東京銀器

 
 金、銀であればつくれないものはない技術力で価値を生み出す。


創業は1927年。まもなく100周年を迎える金、銀器製造を専門とする老舗メーカーであり、鍛金を得意とする職人集団でもある。
現在会社を率いる森將氏は五代目にあたり、都心部に位置する金、銀器製作所のなかで圧延、溶解の設備をもつ唯一の会社として知られている。

「金の風呂から爪楊枝まで」、これは森銀器製作所のキャッチコピーだが、これらは同社が実際に手がけてきた製品であり金、銀であればつくれないものはないという職人魂、技術力の表れでもある。
基本的な工程は、銀を溶かすことからはじまり、板状にしたものをプレス機で薄く伸ばす。
薄く伸ばした銀板を金槌で叩いて形状を整えていく。
時間をかけてひとつの製品をつくることはもちろん、プレス機などを使って量産することにも対応できるため、技術力の高さで多種多様なニーズに応えることができるのが、強みとなっている。
近年、原料となる金と銀の価格は高騰しているが、職人の手でつくられる質の高い銀器は、インバウンドにおける需要も高く好調のようだ。
優秀賞を受賞した令和6年度の新作「しんじゅのころも」は、純銀玉盃のぐい呑みと徳利で、酒を注ぐと盃の中に球体が現れる。
玉とは中国では皇帝を意味し、それを飲み込むことは縁起がよいとされるため、お祝い事の贈り物としても喜ばれている。

株式会社 森銀器製作所
〒110-0015 東京都台東区東上野2-5-12
TEL 03-3833-8821
FAX 03-3832-3762
代表取締役社長 森 將
info@moriginki.co.jp
http://www.moriginki.co.jp/

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