TOKYO Teshigoto

ジュエリーサショウ

43 その他

ルーツは、江戸の粋。

辰巳芸者と言えば、江戸の「粋」の象徴。「意気と張り」を看板にした振る舞いや装いは男性、女性を問わず憧れの的であった。ジュエリーサショウのルーツは、その辰巳芸者が身に付けた装飾品づくりにある。三代目となる佐生真一氏の祖父は、辰巳芸者の簪や帯留を求めに応じて拵えていた。真一氏が子どもの頃、工房には「ふいご」があり、傍らには鳥かごがあったそうだ。祖父は「ふいご」で火を熾し地金を溶かす鋳金から、鍛金、彫金をこなし艶やかな装飾品を作ってきた。鳥かごの鳥は、鋳金の過程で起こる空気の変化を知らせるために飼われていたものだった。そして時代は移り、工房には「ふいご」も「鳥かご」もない。しかし、鋳金から鍛金、彫金まで手がけるという工房のあり方は変わっていない。その技を頼り、依頼は全国から寄せられる。形見や思い出の品のリメイクの依頼も多い。真一氏は、そういった依頼の一つ一つに真摯に向き合い、品物にもう一度命を吹き込んでいる。

ジュエリーサショウ
〒135-0005 東京都江東区高橋14-21
TEL 03-3632-5233
佐生 真一
sashou1978@gmail.com

工房見学
なし
工房体験
なし

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