TOKYO Teshigoto

株式会社 二葉

18 江戸更紗

海を越え、江戸更紗のロマンを伝える。

神田川と妙正寺川が落ち合う場所、落合。その水の豊かさから、新宿区落合には今も多くの染色工房が集まる。妙正寺川のほとり、閑静な住宅地にある二葉苑では、若い染色職人が忙しく手を動かす姿をガラス越しに眺めることができる。染めを体験できる教室も開かれ、着物文化が身近でなくなった現代にその文化を伝える貴重な場所となっている。二葉苑の初代・小林繁雄氏は、1914(大正3)年に長野県伊那郡から上京。江戸小紋の人間国宝として知られる小宮康助氏に弟子入りした。江戸小紋の技を修得し、他の大店でも研鑽を積んだ繁雄氏は、1920(大正9)年に自身の工房として「二葉屋」を起ち上げる。時代は東京の染色業が最も栄えた大正中期にあたり、江戸小紋、江戸更紗といった商品の生産に力を注いだという。当代の小林元文さんは四代目にあたり、代々続く江戸小紋、江戸更紗の染色、そして着物文化を伝える活動にも力を注ぐ。特に江戸更紗への思いは強く、その美しさロマンを再度、国内外へと発信し伝えている。

株式会社 二葉
〒161-0034 東京都新宿区上落合2-3-6
TEL 03-3368-8133
FAX 03-3362-3287
代表取締役 小林 元文
moto@futaba-en.jp

工房見学
なし
工房体験
あり

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