細き一筋の絹糸が建築した、
中空を備える構造物。
伝統的な組み台を使い、
絹糸を交差させながら
紐状に組み上げる東京組紐。
今回の挑戦は、独特の伸縮性・柔軟性を持つ
組紐において、
内部に空洞を保ちながらも自立するという
剛性を持たせることだった。
剛性は、径の違う円柱が
二重に立ち上がる中で、
内と外の絹糸が交差し
結合することで生み出されている。
美しく組み上げられた
「kulis 〜くみひもうるしペン〜」の
ボディを手に取ると、
絹の優しい風合いを感じるとともに、
しっかりとした構造であることが伝わって来る。
空洞にはペンのリフィルが、すっと収まる。
交換も容易にできるよう設計されている。
ペンの先には、津軽塗を施したパーツを配した。
津軽塗、組紐との境は極めてなだらかで、
異素材があたかも、緩やかに変身していく
ような一体感が実現されている。
国産繭の特徴的な形状を模した
ペンホルダーも用意されており、
美しい姿の「くみひもうるしペン」を挿せば、
デスクまわりは華やかに彩られる。
- kulis 〜くみひもうるしペン〜
- サイズ:L180mm
素材:絹、漆、真鍮
希望小売価格:¥30,800(税込)、¥33,000(税込)(五色小田巻付き)
※本サイトに掲載している情報は2024年5月現在のものです。
※手作り品のため、サイズ、色、形は実際のものと多少異なります。
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