平切子とサンドブラストで魅せる、“ネオ江戸切子”。
GLASS-LAB株式会社は、椎名隆行さんが2014年に立ち上げたガラス専門店。祖父の代から清澄白河で硝子加工業を営んできた有限会社椎名硝子の流れを汲み、椎名硝子の技術を生かした商品の企画や販売などを行なっている。
椎名硝子では、切断、穴あけ、接着などひと通りの硝子加工を手がけるが、中でも特筆すべきは父・康夫さんが長年研鑽してきた江戸切子の技術「平切子」と、0.09mmという極細の線も彫ることができる弟・康之さんの精細な「サンドブラスト」の技術だ。
実家の家業だったとはいえ、研磨機が並ぶ工房も子どもの頃は「遊び場」という認識だったと語る隆行さん。家業を継ぐ気はなく、起業するまでは父や弟の技術の高さを理解していなかったという。
それもそのはず。椎名硝子の取引先は、皿やグラスの底などを平らにする平切子の依頼をしてくる硝子工房やガラス作家、サンドブラストによる名入れを注文する徽章屋がほとんどで、その匠の技も知る人ぞ知るものだったからだ。
このすばらしい技術を広く一般の人たちにも知ってもらいたいと、隆行さんは起業とともに小売りに目を向けた。平切子とサンドブラストの技術を組み合わせた自社製品「砂切子」の数々を世に送り出し、江戸切子の世界に新風を吹かせている。
GLASS-LAB株式会社
〒135-0023 東京都江東区平野1-13-11
TEL 03-6318-9407
FAX 03-3641-0917
椎名 隆行
glasslab417@gmail.com
https://glass-labo.com/
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