凛とした銀
江戸時代、現在の東京・銀座は銀貨の鋳造場として発展。銀はしだいに帯止めやかんざしなどにも応用され、銀器の製造も盛んになっていった。上川宗達さんは、江戸時代からの技術を継承する銀師(しろがねし)だ。
宗達さんは東京銀器の技を継承してきた家に生まれ、2011(平成23)年、30歳のとき当時最年少で東京銀器の伝統工芸士に認定された。2021(令和3)年に宗達アートクラフトを立ち上げる。おもに地金を金槌や木槌で叩き徐々に形を作り上げていく“鍛金”で制作を行っている。
東京銀器の魅力を聞くと「独特の光沢加減。凛とした趣がある。絢爛豪華というより、細かなところにこだわりを持つ」「銀は加工しやすい金属なので、その時代に合わせて変わっていくところも特徴だと思います。」工房を兼ねた店舗には、湯沸かし、コップの他、現代的なアクセサリーまでが並ぶ。
「お客さんの暮らしに彩りを添えるものを作ることが仕事の本質、伝統工芸品の役割なんじゃないかな、そういったものづくりをしたいと思っています。」
心が豊かになるものづくりを胸に、宗達さんは作業に打ち込む。
宗達アートクラフト株式会社
上川 宗達
〒111-0042 東京都台東区寿1-6-6 山岸ビル1階
TEL&FAX 03-6231-7954
soutatsu@soutatsuartcraft.com
https://www.soutatsukamikawa.com/
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