あの建造物の内装も手がけた、老舗工場。
清水硝子は業界でも数少ない、女性社長率いる切子工場だ。切子職人は職人歴60年以上の工場長を筆頭に9名で、生産規模も業界屈指。構成は熟練職人5名、若手職人4名で、若手4名のうち3名が女性という点も珍しい。創業は1923(大正12)年。90年以上の歴史を刻む老舗だが、自社オリジナル商品の歴史は平成に入ってからとまだ浅い。それまでは長年に亘り、高級食器を企画販売するメーカーの下請け加工を専門に行ってきた。品質への厳しい要求に応えるべく、カット研磨技術を磨いてきた清水硝子だが、2009(平成21)年にメーカーがクリスタル事業から撤退したことで大きく方向を転換。自社商品の開発に着手する。高い「技術力」と「生産力」、そして下請け加工で培った「対応力」が清水硝子の大きな強み。強みは広く顧客を集め、今では自社商品だけではなく、披露宴の引出物や記念品などのオーダーメイド製品の生産割合も増加している。東京スカイツリー®のエレベーターの壁面装飾や4Fのオブジェ・チケットカウンターに使われている江戸切子も、清水硝子の手によるもの。食器だけではなく、建材、アクセサリーとフィールドを広げながら、江戸切子を幅広い人々のもとへ届けている。
株式会社 清水硝子
〒124-0006 東京都葛飾区堀切4-64-7
TEL 03-3690-1205
FAX 03-3690-1206
代表取締役 清水 三千代
shimizu-glass@mtg.biglobe.ne.jp
https://shimizuglass.com/
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