TOKYO Teshigoto

廣田硝子 株式会社

22 江戸切子

故きを知る、硝子メーカー。

廣田硝子の創業は、1899(明治32)年。東京では、もっとも古い硝子メーカーの一つである。進取の気性に富む廣田硝子では、創業当初から他社に先駆けた商品開発を行ってきた。駄菓子を入れる容器から始まり、金魚鉢、ランプシェード、壜(びん)そして食器と、その用途も幅広い。扱う品目は現在でも多く、800点ほどにもなる。東京では江戸切子、江戸硝子の2つの硝子工芸が都指定の伝統工芸とされているが、廣田硝子はこの両方の製作に携わっている。数々の硝子製品を製造することにより蓄積された情報と技術を最大の強みに、今も新しい商品や復刻商品を世に出している。漆を塗った光学硝子を江戸切子の技で職人がカットした文鎮、大正時代に大量に生産された乳白硝子の復刻もその一つ。乳白硝子は「あぶりだし技法」という成型方法で造られるが、この技法の復活のために金型の製作から行った。「大正浪漫シリーズ」と名付けられたシリーズは、現代の暮らしに懐かしく温かな時間を運んでくれる。廣田硝子の四代目、廣田達朗さんはこれからも「硝子ならではの美しさと機能を持つ商品」にこだわっていきたいと言う。

廣田硝子 株式会社
〒130-0013 東京都墨田区錦糸2-6-5
TEL 03-3623-4145
FAX 03-3623-8892
代表取締役社長 廣田 達朗
hirota-g@hirota-glass.co.jp
https://hirota-glass.co.jp/

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