TOKYO Teshigoto
2020.05.26

錫光の【錫器制作体験】で錫の花小皿を作ろう!

職人体験ワークショップ

  • 内容:錫器制作体験
  • 参加費: 5,000円(税別)※材料費込み
  • 所要時間:約60分〜(制作のペースによります)
  • ご予約方法:事前にお電話かFAXにて、①日時 ②参加人数 ③連絡先 をお知らせください。
    TEL:048-296-4028、FAX:048-296-4097
  • 備考:
    *汚れてもいい格好でお出かけ下さい。*工房での体験の他、出張体験も承ります。詳しくはお問い合わせ下さい。

 


「錫器制作体験」に挑戦する尹(イン)さん(写真右)と、体験指導をしてくださった「錫光」の中村さん(写真左)。

鋳物の街で錫器の制作体験!!

“鋳物(いもの)の街”の異名を持つ埼玉県川口市。この川口市の住宅街の一角に、錫器の制作工房「錫光」はあります。錫器は、熱を加えて液体にした錫を型に鋳込み、ロクロ挽きして表面を整え、さらに鎚目打ちをして仕上げるという、主に3つの工程で作られますが、この「錫器制作体験」は“鋳込む”体験から始まります。溶けた錫を見る機会もなかなかないですから、とても貴重な制作体験と言えます。挑戦するのは来日4年目の学生、尹(イン)さん。日本の伝統工芸の制作体験は初めてとのことで、終始とても楽しそうに体験してくれました。

液状の錫をすくうと意外な重さ!!

制作体験に入る前に、錫光の中村さんから、錫器の主な制作工程などのレクチャーがあります。工房の奥に据え付けられた鍋の中では、熱せられた錫が鏡のような銀色の光を放っています。「ひしゃくですくってみてください」と中村さんに促されひとすくいすると、思いがけない重さに驚きます。鍋の横はロクロ挽きを行うスペース。壁にはロクロ挽きで使う道具がたくさん掛けられています。工房をぐるりと回りながら一通り錫器の制作工程を理解したところで、いよいよ制作体験スタートです。


錫器の制作工程について説明をしてもらいます。


鍋の中で溶ける錫。この状態を「湯」と呼ぶそうです。

「桔梗」「梅」「桜」から1つを選ぶ!!

今回の「錫器制作体験」で作るのは、花の形をした錫の豆皿です。花の種類は、「桔梗」「梅」「桜」の3種類あり、この中から、好みの形を1つ選びます。体験の最初に錫を皿の形の型に鋳込みますが、そこで出来るのが「桔梗」の形。「梅」や「桜」を作りたい場合は、花びらをハサミで切ったりヤスリで削ったりしていくことになります。尹さんが選んだ花の形は花びらの角は、丸く仕上げていく「梅」です。



「桔梗」の花がベースの形。花びらの形を変えることで、「梅」や「桜」を作れます。

型の隙間から慎重に錫を流し込む!!

豆皿の型は1.5ミリ厚のイラストレーションボードを切り抜いて中村さんが作成したもの。和紙を貼ったジュラルミンの板で、そのイラストレーションボードの型を挟んであります。液状の錫は230℃くらいの熱さがあるそうですが、紙の型でもちゃんと機能を果たすのだそうです。安全のために軍手を着けて、数回、イメージトレーニングをしたら、ひしゃくに適量の錫をすくって慎重に鋳込みます。20秒前後置くと固まり、型から取り出せるくらい温度が下がります。




型の上部の隙間から慎重に錫を流し込みます。



固まったら型から取り出します。

ヤスリで花びらの形を整える!!

型から取りだしたら、「梅」の形になるように型紙をあてて切り取る部分に目印を付けます。あとはひたすら、ヤスリなどの道具を使って削って行きます。結構、根気のいる工程です。形が整ったら「金ブラシ」で表面を軽く磨きます。


「梅」の花びらになるよう、形を整えます。


「金ブラシ」で表面を磨きます。

花びらを木槌で立ち上げて完成!!

最後に花びらの部分を木槌で打って立ち上げ、仕上げて行きます。丸く掘り下げられた木製の「くぼみ台」と木槌を使いながら、形を整えていきます。最初に中村さんがお手本を示してくれますが、均等に花びらを立ち上げていくのは、ちょっとコツが必要のようです。尹さんも「ここを、もう少し叩いてみて」と細かく指導してもらいながら、イメージ通りのかわいい「梅の小皿」を完成させました。


「ここをもう少し」と指導してもらいながら、「梅」の花びらを立ち上げていきます。最後にエッジを磨き完成。


完成した「梅の小皿」。尹さんは鍵を置くトレイに使いたいとのこと。


「本当に楽しかった」と笑顔の尹さんと、指導してくださった錫光の中村さん。

工房での体験の他、出張体験も!!

錫光の工房での制作体験は、工房の様子や道具も見せていただきながら、鋳込むところから体験できるという貴重なもの。この他、錫光では、工房以外での出張体験も受け付けています。出張の場合は鋳込み体験はできませんが、イベントなどでの体験を企画したいという方はぜひ、気軽に問い合わせてみてください。

  • 事業者名:錫光
  • 住所:埼玉県川口市源左衛門新田300-31
  • 営業時間:10 : 00〜17 : 00
  • 定休日:日曜・祝日
  • ホームページ:https://www.takumi-suzukou.com/
  • アクセス:JR武蔵野線「東浦和」駅よりタクシー(約2km)、JR武蔵野線「東川口」駅降車川口駅東口行きバス乗車「源左衛門新田」停留所下車徒歩約5分