- 内容:つまみかんざし体験(七五三の簪2本)
- 参加費: 8,000円(税別) ※材料費込み
- 所要時間:約60分(制作のペースによります)
- ご予約方法:1か月前までに下記お電話にて、①ご連絡先 ②参加人数 をお知らせください。
- (開催日は、お問合せ時にお知らせ致します。)TEL:047(337)0231
- 備考:*毎月、制作するものが変わる「つまみかんざし教室」もあります。詳しくはお問い合わせください。
「つまみかんざし体験」に挑戦する小林さん(写真左)と、体験指導をしてくださった「〜夢工房〜」の穂積実さん(写真右)。体験は、いつも穂積さんが「つまみかんざし」を制作している工房で行います。
色とりどりの布からつくる、華やかな伝統工芸!!
七五三の時季になると、着物を着て髪に小さなかんざしを挿した女の子の姿を街で見かけるようになります。小さなかんざしをよく見ると、鮮やかな花かざりの多くが、布で出来ているのに気づきます。色とりどりに染めた布を“つまむ”ように折って花などの形をつくる伝統工芸は「つまみかんざし」と呼ばれ、「江戸つまみ簪(かんざし)」として東京都指定の伝統工芸になっています。今回おじゃました「〜夢工房〜」は、つまみかんざし職人として70年近く技を磨いてきた穂積実さんの工房。穂積さんの工房では、「つまみかんざし」を広く知ってもらうために定期的な「つまみかんざし教室」を開催していますが、今回は初めて「つまみかんざし」に触れる方向けに用意された「つまみかんざし体験」を、小林さんが体験してきました。
小さな正方形の布をつまんで、花弁を作る!
穂積さんに準備していただいた材料と道具を見ると、とてもシンプル。赤や白の小さな「正方形の布」、正方形の布を“つまむ”ための「ピンセット」、つまんで出来た花弁を糊付けを兼ねて並べるための「板」、そして糊のついた花弁を並べて“花”にするための「台」と花心などの「飾り」。このシンプルな材料と道具で、華やかなかんざしが出来上がるのは、不思議な感じがします。
四角い布のつまみ方は2種類。丸くふっくらとした「丸つまみ」と、花弁の先の尖った力強い「剣つまみ」。今回は「丸つまみ」で花弁を作っていきます。
ピンセットはお箸を持つように持つとよいそう。まず一枚の布をピンセットでつまみ、対角線上で折って三角形にします。次に三角形の中央をピンセットで挟んで、もう一度三角形を作ります。この三角形を作る時に折ったところより少し上をピンセットで挟み、下になった部分を両側に折り上げます。折り先を揃えながら左の指先で挟んだらピンセットを外します。出来た花弁を糊の「板」に置いていきます。
できた花弁を糊付けして“花”にして行く!
今回の体験で作った“花”は5輪。1輪につき花弁が5弁なので、花5輪用の花弁は、25弁です。必要な花弁が出来たら、「台」に花弁を載せて接着して行きます。
花弁には糊が染みこんでいるので、そっと置く感覚で接着できます。
5弁を載せたら中央に花心の飾り「座金(ざがね)」を接着して、1輪が完成です。
“花”が出来たら、“組み上げ”て仕上げます!
必要な“花”が出来たら、次は“組み上げ”という工程です。“組み上げ”は初心者には難易度が高いため、ここから先は穂積さんが代わりに進めてくださいます。花を束にして形を整え、糸で巻いて手早く組み上げて行きます。
名人の技で、どんどんと組み上げて行きます。
「ビラ」や「下がり」と呼ぶ飾りをつけて、完成です! この簪はパッチンと髪に留める髪留め金具で留めます。七五三の用途以外にも、アレンジしてコサージュやチャーム代わりに大人が使ってもいいですね。
糊がしっかり乾いたら、箱に入れて持ち帰れます。
毎月作るものが変わる「つまみかんざし教室」も!
「〜夢工房〜」では、今回ご紹介した初心者向けの「つまみかんざし体験」の他に、毎月、作るものが変わる「つまみかんざし教室」も開催しています。何を作るかは、お楽しみ。詳しくは、お気軽に問い合わせてみてください。
- 事業者名:〜夢工房〜
- 住所:千葉県市川市大野町1-408
- 営業時間:10 : 00〜18 : 00
- 定休日:年末年始 不定休
- ホームページ:https://yume-tsumami.com/
- アクセス:京成本線「京成八幡」駅下車、京成バス「京成八幡駅」より「本33・市川営業所行」に乗車「高塚入口」下車、徒歩約8分