TOKYO Teshigoto
2019.11.26

塚田工房の【木目込み体験】で縁起物の“ふくろう”を作ろう!

職人体験ワークショップ

【木目込み体験】で、“ふくろう”を作ってみよう!



  • 内容:木目込み体験(ふくろう)
  • 参加費: 3,500円(税込) ※材料費込み
  • 所要時間:約100〜120分(制作のペースによります)
  • ご予約方法:2日前までに下記お電話かメールにて、①お名前 ②お電話番号 ③人数 ④開始希望時間 をお知らせください。
    TEL:03(3622)4579 、
    メール:eisyun@edokimekomi.com
  • 備考: *“ふくろう”の他のコースもあります。参加費や所要時間などの詳細は「塚田工房」の公式WEBサイトでご確認ください。

「木目込み体験」に挑戦する春日さん(写真左)と、体験指導をしてくださった「塚田工房」の塚田真弘さん(写真右)。

墨田区向島で、木目込み体験!

京都で発祥し、江戸で独自に磨かれた伝統工芸「江戸木目込人形」。現代では雛祭りで飾る雛人形などで目にすることの多い「江戸木目込人形」ですが、その他にも様々な姿の人形や飾りに、その技法は使われています。今回、木目込み体験のため訪れたのは、墨田区向島にある木目込人形の工房「塚田工房」。親子二代で人形制作に向き合う工房には、小さなギャラリーも併設されていて、木目込人形の様々な姿や歴史を垣間見ることができます。塚田工房では、制作する対象ごとに「小さなまりストラップ」、「福来朗(ふくろう)」、「向島小町(むこうじまこまち)」などのコースを用意していますが、それぞれ、所要時間や難易度が違うとのこと。その中から体験者の春日さんが選んだのは、「福来朗(ふくろう)」のコース。“ふくろう”は“不苦労”“福来”に通じる縁起物なので、体験で作ったものを贈り物にしても良さそうですね。教えてくださるのは、塚田工房の七代目・真弘さんです。




体験の前に、木目込人形の工程や材料などについて、簡単に説明してくださいました。

見る機会の少ない、材料や道具の説明に聞き入る!

出来上がった木目込人形を見たことはあっても、なかなか材料や工程を目にする機会はないものです。木目込み体験の前には、その辺りを実際の道具や材料を見せながら、真弘さんが簡単に説明してくださいます。木目込人形の工程では、筋が彫ってある型に布を押し込んで被(き)せていくのですが、その型の材料となる桐の大鋸屑(おがくず)と生麩糊(しょうふのり)を練り合わせた粘土状の桐塑(とうそ)も、今回は見せていただきました。「生麩糊は、くず餅の原料と同じなんですよ」など、時折はさまれる情報も興味深いです。


「福来朗」の制作で使用する道具と材料。左側の“ふくろう”が完成形。右側の“ふくろう”は、まだ布を被せていない状態のもので、これが桐塑。

作り方を確認したら、制作体験スタート!

木目込人形について、一通りの説明が終わると次に真弘さんが「福来朗」を手にとって、布の被せ方を実演してくださいます。「まず竹串でボンドを溝に塗ります。次に布をあてて一度、このヘラで押し込みます。布を外すとボンドの白い跡がついていますが、この白い跡の1ミリ程度外側をハサミで切ります。そうしたら切り取った布をもう一度あてて、溝に押し込んでいきます」。工程を頭に入れたら、いよいよ制作体験のスタートです。



「ボンドを塗って、布を押し込んで」と一連の工程をまず実演で示してくださいます。


竹串にとったボンドを桐塑の溝に塗っていきます。はじめは、どのくらいの量を塗るのかとまどっていた春日さんも、後半にはペースをつかみ作業に没頭。


布をしっかり溝に押し込んでいきます。


ボンドの跡の外側をハサミで切っていきます。布を溝に綺麗に納めるために、気の抜けない大事な工程。


切り取ったパーツを、合わせて確認。


布のはみ出しに注意しながら、ヘラで押し込んでいきます。



底の部分に布を被せたら次は目の部分と、同様に進めていきます。



最後に目の部分に穴を開けて、目のパーツを差し込んだら完成。


集中して制作に取り組んだ春日さん。出来上がりも、とても綺麗です!

親子や友達と。楽しい時間を過ごしに是非!

細かな作業の積み重ねを経て、少しずつ“ふくろう”らしくなっていく工程は、なかなか端で見ていても面白いもの。春日さんも1時間と少々の長い時間でしたが、とても楽しめたそうです。春日さんが制作した「福来朗(ふくろう)」は、親子で大きさの違う“ふくろう”を作って贈りあう「親子福来朗」というコースもあるそうですから、大人だけでなく、お子さまと一緒に体験に参加することもできます。塚田工房では修学旅行生の体験受け入れも行っていて、人数が10人以上になった場合は、近くのスペースを借りて対応するそうです(20名まで)。たくさん友達に声をかけて参加するのも、いい思い出づくりになりそうですね。


「小さなまりストラップ」。様々な布が用意されていて、色の合わせ方次第で雰囲気が違うものができる楽しさがあります。


塚田工房の入り口。1階には江戸木目込人形が見られる小さなギャラリーもあります。

  • 事業者名:塚田工房
  • 住所:東京都墨田区向島2丁目11-7
  • 営業時間:10 : 00〜17 : 00
  • 定休日:日曜・祝日
  • ホームページ:http://www.edokimekomi.com/
  • アクセス:都営浅草線、営団半蔵門線「押上」駅A3口より徒歩約8分、東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー」駅より徒歩約10分
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